2015.09.15更新

松戸の弁護士の島田亮です。

 

刑事事件における無罪率は極めて低いのが、現状です。

司法統計から、具体的な数字を拾ってみます。

平成26年の1年間に、全国の地方裁判所で出た有罪判決が5万1389件であるのに対し、無罪判決は109件に過ぎません。

有罪率は実に99.79%であり、起訴された事件のほぼ全てで有罪判決が言い渡されていることがわかります。

 

このように有罪率が異常に高い要因はいくつか考えられますが、その一つとして、裁判所が、検察庁の判断を追認する機関に成り下がっている実情を指摘することが出来ます。

これは、裁判官が、検察官や警察官による逮捕勾留請求をそのまま認めてしまっているのと、全く同じ構造です。

もっとも、このような現状があったとしても、弁護人は、無罪を主張する被疑者・被告人のため出来る限りのことをしなければなりません。

 

これまでに、私は2件の無罪判決を獲得したことがあります(1件は東京高等裁判所、もう1件は千葉地方裁判所松戸支部において。)。

この2件は、いずれも本来起訴すべきでない人が起訴されてしまった事件でした。

また、無罪ではありませんが、過剰防衛や従犯(幇助犯)の主張が認められた事例も扱ったことがあります。

 

先に述べた有罪率の異常な高さを見ますと、無罪主張すること自体に躊躇を覚える方もいらっしゃいます。

しかし、裁判できちんと主張立証を尽くせば、その方の主張が認められることもあります。私も一人の弁護士として、そのお手伝いをさせていただければと思います。

まずは、無料相談をご利用ください。 弁護士島田亮 TEL:047-367-5301
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